親と子の近居が増えてきている

子どもは入学や就職を機に家を出てしまうことがあるものです。これは成長の過程で普通のことと言えるでしょう。そして別世帯を持ち、場合によっては親の住んでいる地域とは遠方に住んでしまうこともあります。しかし、どちらも若い時なら特に問題はありません。

問題が生じるのは親世代が歳を取ってきた頃です。親世代が高齢になってくるとどうしても生活に不便さが生じてしまいます。介護に通うにも遠方だと大変です。そこで多くの子ども世代は親の高齢化にともない、近居を提案するようになります。

近居というのは親世代と子ども世代ができるだけ近くに住むことです。子ども世代が家を購入する機会に二世帯住宅を建てたり、実家の近くに家を建てたりすることもあるでしょう。逆に、親世代が実家を手放し、子ども世代の家に同居したり近くのアパートやマンションを借りたりすることもあるものです。いずれにしても、近居によってお互いに生活がしやすくなります。

ただし、近居の提案をしてもスムーズに事が運ぶわけではありません。長年住み続けた住まいを手放すことに抵抗を感じる親世代も多いからです。また、慣れない土地に歳を取ってから転居するとなると、不安でいっぱいになることもあります。場合によってはストレスになり、うつ病や認知症を発症してしまうきっかけになることも少なくありません。

そうならないようにするためにも、親と子どもの近居は慎重に行う必要があると言えるでしょう。近居のことならこちら

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